歯のセラミック
歯科治療でセラミックを使用することはよくあります。
セラミックにも普通のセラミックとハイブリットセラミックがあります。
大阪市旭区の歯医者、生島歯科医院では
● 前歯の差し歯はセラミック(内層は金合金)
● 前から4番目と5番目の差し歯はハイブリットセラミック(内層は金合金)
● 前から6番目と7番目のかぶせは金合金
● 奥歯の詰め物はハイブリットセラミック
● コアーは金合金
● オールセラミックの差し歯の場合のコアーはファイバーコアー
をおすすめしてます。
セラミックは陶器ですから、強度が非常に硬く透明度がよく咬耗しないので、審美性を重視しつつ咬みきる時に破損しにくい前歯に使用するのがいいでしょう。ただし内層は展性があり腐食しない金合金で覆うと、咬む時にクッションになり、より破損しにくいでしょう。
ハイブリットセラミックはプラスチックとセラミックを混ぜて歯の硬さに比較的近似した硬度や耐摩耗性を持っており、天然歯は使用すれば少しずつ咬耗して擦り減っていくのに対して、ハイブリットセラミックも同じように擦り減っていくので奥歯に適しています。
ただし6番目7番目の奥歯のかぶせは歯の高さ自体が低いので、セラミックで覆う厚みをとるためにかなり歯を小さく削らなければならないため、かぶせの物理的な維持力を持たせにくいので金合金のかぶせがベストです。
コアー(歯の土台)は展性があり腐食しない金合金がいいでしょう。強度がありつつ弾力があって咬んでも金合金に接している歯が破損しにくいです。
オールセラミックの差し歯は金属を使用していないので中が透ける為に、コアーは金属以外のファイバーコアーを使用したほうがいいです。