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お知らせ

「う蝕に継発する疾患(顎骨の炎症)③顎骨骨髄炎」

大阪市旭区 森小路の皆様こんにちは。生島歯科医院院長の生島です。
今回も「歯や歯周組織等の口腔内の疾患」についてご案内します。

前回からご案内しております「う蝕に継発する疾患(顎骨の炎症)」ですが、顎骨の炎症は炎症の部位やひろがりかたによって、さまざまな病名がつけられます。今回は「③顎骨骨髄炎」についてご案内いたします。

う蝕に継発する疾患(顎骨の炎症)
③顎骨骨髄炎
今回ご案内する顎骨骨髄炎ですが、状態によって「急性化膿性」と「慢性」の2種類に分類されます。

急性化膿性顎骨骨髄炎
病態については、以前にもご案内しました「智歯周囲炎」や「歯槽骨炎」などの症状が進行したり、開放性骨折によって細菌感染し、骨髄炎を生じます。下顎骨に多く見られ、初期には歯肉の発赤や膨脹は少なく、数歯に疼痛がみられます。この時、発熱・倦怠感を合併することが多いです。さらに高熱を発し悪寒戦慄を伴うこともあります。
症状が進行すると歯肉や顔面にも発赤や膨脹を生じます。炎症が閉口筋に及ぶと、「閉口障害」がおこり、嚥下痛のため摂食が困難になります。その後膿瘍が形成され、切開または自壊によって排膿されると局所および全身症状も軽減していきます。

治療については、まず安静にして栄養補給と抗菌薬の投与を行います。発熱が高度な場合には、頭部の氷嚢や氷枕などによる冷罨法とともに腋窩・鼠径部などに氷嚢が使用され解熱をはかることがあります。含嗽(水や薬液を含んでうがい)と口腔清掃を心がけ、膿瘍が形成されれば切開排膿を行います。その後、症状の消退とともに経過を観察し、状況によっては原因歯を抜歯することもあります。

顎骨の腐骨慢性顎骨骨髄炎
病態については、顎骨骨髄炎が慢性に経過し、骨髄腔が硬化像を呈するものを「慢性硬化性骨髄炎」と呼ばれます。排膿はみられず骨の硬化像と疼痛がおもな症状である。
急性骨髄炎が慢性骨髄炎に移行することもある。その際には腐骨が形成され、排膿が持続し、ときどき急性化します。放射線性骨髄炎は急性および慢性の骨髄炎に相当します。

治療については、抗菌薬の投与で治癒しない場合、皮質骨の除去による消炎手術を行います。
「慢性硬化性骨髄炎」の場合は、通常は腐骨が分離し、排出されるまで待ち、原因歯は急性のときと同様に症状の消退とともに経過を観察し、状況によっては原因歯を抜歯することもあります。

次回は④急性口底炎についてご案内いたします。