大阪市旭区にある歯科・歯医者|生島歯科医院

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歯科情報

新型コロナウイルス感染症と歯科診療

大阪市旭区 森小路の皆様こんにちは。生島歯科医院院長の生島です。

未曽有の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が、日本中で起こっており、テレビやネット上で連日新型コロナウイルスについての情報が発信されています。
本日は「新型コロナウイルス感染症と歯科診療」について考えてみたいと思います。

新型コロナウイルス
コロナウイルスは、主に哺乳類や鳥類に感染を引き起こすウイルスと言われております。
その大きさは電子顕微鏡でしか見えない1/10000mmと極めて小さく、王冠のような突起があることから、ギリシャ語の王冠を意味する「コロナ」にちなんで名づけられたそうでう。

コロナウイルスは実は50種類以上も存在し、我々人類に感染するものはそのうちの6種類だけです。しかもこの中の4種類は感染しても普通に「風邪」と診断されるものです。
しかし残りの2種類である「2002年のSARSコロナウイルス」と「2012年のMERSコロナウイル」が発症すると重篤化し、重い肺炎を引き起こします。

この状況の中、人類に感染する7番目のコロナウイルスとして「今回の新型コロナウイルス」が発見され、先の2つと同様に重い肺炎を引き起こします。

ウイルス自体はタンパク質やエネルギーを作り出すことができないため、増殖には生きた細胞内に寄生して、その細胞が持っている仕組みを利用して増殖していきます。つまり他の生物の細胞に入り込まない限りは、生きていけない微生物です。
ウイルスと細菌の違いは
・ウイルスは「抗生物質が効かなく、他の細胞に寄生しないと生きてゆけない」
・細菌は「抗生物質で殺せる、自己で分裂・増殖できる」
ということです。

医院での予防措置
医院施設内における感染の予防をいかにしたら防げるかをベースにした考え方で「標準予防措置策(スタンダードプリコーション)」という考え方があります。

この考えは、「感染症の有り・無しには関係なく、すべての血液や排泄物、体液や粘膜、傷のある皮膚は感染性のあるものとして扱う」というものです。この体液や粘膜とは、汗以外の唾液や口の中といった部分が当てはまります。重要な点は、「感染症の有無に関係ない」という部分ですが、患者さんの体内から外に出るものは、汗以外すべて感染源とみなすことにあります。

感染対策を行う基本は、「感染させない」そして「感染しない」の二つになります。

歯科医院のみならず、医療に携わる我々は「標準予防措置策(スタンダードプリコーション)」をずっと実施してきており、今回の新型コロナウイルスの感染の蔓延が生じたから行ったわけではありません。

通常の感染対策(換気・消毒等)はもちろん、
・施術、診療の都度ユニットならびにその周囲の消毒を行う
・使用器具は専用の滅菌機を用いて、定められて水準をクリアした滅菌処理を行う
・術者は、手袋・マスク・フェースシールド・ゴーグル等を使用する
以上の対応をすることで、術者から患者さんへの感染のリスクをなくしております。そして現時点で、歯科治療による新型コロナウイルス感染の報告は国および歯科医師会からの報告はありません。結論から申し上げますと「歯科治療の安全性は高い」ということです。
※一部、滋賀県の歯科医院において医療従事者の感染がTV、ニュースにおいて報道がなされましたが、歯科治療上の感染ではなく、医院外での感染による発症です。

感染を恐れて歯科診療を行わないと・・・
口の中には口腔内常在菌という細菌が多数存在し、その中に歯周病の原因となる歯周病菌も生息しています。
口腔ケアがきちんと管理されている状態では、口腔内常在菌もバランスのとれた口腔内常在細菌叢(マイクロビオーム)を形成し、健康な口腔内を維持していきます。

しかし、定期的な、正確な口腔管理(PMTC:衛生士によるプロフェッショナルな清掃治療・ブラッシング等)がされない状態が続くと、口腔内常在細菌叢のバランスがくずれ、歯周病菌が異常に増殖した場合には歯周病が悪化してしまう事が起こります。

次回はこのあたりの影響について、掘り下げてご案内いたします。