大阪市旭区にある歯科・歯医者|生島歯科医院

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お知らせ

歯科医院からの「禁煙のすすめ」

大阪市旭区 森小路の皆様こんにちは。生島歯科医院院長の生島です。
最近は受動喫煙防止条例や健康増進法の流れから、減煙・禁煙される方も増えてきました。またコロナウイルス感染症の重篤化とのつながりも話題として出ていることから禁煙について取り組む方も増えております。
本日は歯科医院の観点からタバコがもたらす口腔内の悪影響について、ご案内いたします。

タバコ(喫煙)がもたらす悪影響
一般的にタバコを吸うと、がんなどの病気になりやすいだけでなく、口腔内でも歯ぐきなどに悪い影響を与えると言われています。
これは本当のことです。特にヘビースモーカーの方では、タバコを吸わない方と比較して歯周病が悪くなりやすいことが判っています。

歯周病は、むし歯とならんで「歯を失う」原因の―つです。症状は歯ぐきが赤く腫れて、血が出たり膿が出たりして、やがて歯の周りの骨がなくなり、最悪の場合、歯がぐらぐらして抜けてしまいます。そしてこの病気が喫煙習慣の影響で早く進み、重症になってしまうのです。
これはタバコの煙の中に入っているいろいろな成分と関係があります。タバコの煙の中には約4000種類もの化学物質が含まれていると言われていますが、その中の約2000種が有害物質です
とくにタール・ニコチン・一酸化炭索の3つが代表格です。

悪影響をもたらす三大物質
タールは歯の表面にくっついて茶褐色に変色させます。その量が多くなると、歯の表面がザラザラになり、こうなってしまうと歯周病の原因であるプラークが歯に付着しやすくなります。
このプラークは病原菌の固まりで、その病原菌が体の中に入り込んで、先程述べた歯周病の症状を引き起こします。つまり、タールの沈着で歯にプラークの汚れが付きやすくなり、歯周病になる機会が増えてしまうのです。ただでさえ、このプラークは歯面への着色がなくても歯磨きをさぼると歯にくっつきますので、喫煙者の方は歯磨きにはかなり気を配ってしっかりと行わなければならない、ということになります。

次にニコチンの影響です。
ニコチンは大部分が肺から吸収されて、脳に運ばれると神経を刺激して、興奮作用をもたらします。また、このニコチンは肝臓で分解されて、「コチニン」という物質ができます。このニコチンやコチニンは血液に溶け、歯の周りの組織にも運ばれますが、これらの物質が体の免疫システムを狂わせてしまうことが判っています。
人体がすぐに病気にならないのは、免疫システムが、病気の原因菌の侵入するのを防いでいるからです。主に、好中球やリンパ球といった血液細胞が、その役割を引き受けています。
しかしニコチンやコチニンはこれらの好中球やリンパ球の正常な働きを狂わせてしまうのです。何か悪いことをしようとしている細菌が体の中に入ろうとしているのに気がつかなかったり、逆に気づいたとしても、その細菌を攻撃するために必要以上の武器を手に立ち向かったりします。その結果、細菌の影響で病気になったり、強力な武器を使いすぎて、細菌だけでなく自分の体を大きく傷つけてしまったりします。
これ歯周組織でも起こり得ることで、細菌の影響で歯周病がさらに進んだり、壊される組織の範囲が大きくなったりします。このことが、歯周病が重傷になることにつながるのです。また、ニコチンは皮膚と同じように歯ぐきからも吸収され、毛細血管収縮による血行傷害を起こし、うっ血が生じやすくなるとも考えられています。

一酸化炭素の影響も深刻です。一酸化炭素中毒で命を落とす人もいるように、これは血液中のヘモグロビンと結びついて、組織を生きながらえさせるために必要な酸素が、各臓器に運ばれない状態を作ります。そうなると、各臓器の働きが鈍くなったり、止まったりします。
喫煙によって体に入り込む量はもちろん死に至るものより少ないのですが、それでも臓器の機能に悪影響を及ぼします。そしてこれも、歯周組織で病原菌に対する抵抗力を鈍らせる方向に働きます。

このように、ヘビースモーカーの口腔内は、病原菌などに対する備えが充分にできていない状態であたり、備えができていてもうまく働かず、歯周病が進行しやすくなっていることが考えられます。

こうならないために、やはり「禁煙」が必要です。